「みんなでつくる、育てるオフィスに」YUIDEAらしさを詰め込んだコンセプト・デザインとは?[br]本社オフィス移転の歩みvol.2

「みんなでつくる、育てるオフィスに」YUIDEAらしさを詰め込んだコンセプト・デザインとは?
本社オフィス移転の歩みvol.2

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YUIDEAは「YUIDEA 2030ビジョン」、ありたい姿の実現を目指し、2024年2月26日に本社オフィスを東京都港区南青山に移転。今までオフィスが離れていたグループ会社とひとつになり、ワンフロアとなった青山本社オフィスでの勤務が始まっています。移転から1年を目前にした現在も、YUIDEA’s Philosophyとして掲げる「世の中にある価値をアクティブに!」をスローガンに、さらなる成果創出やグループシナジーの最大化に取り組んでいます。

今回は、オフィス再編プロジェクト・ブランディングチームで当社取締役(Chief Sales Officer/Chief Branding Officer)の藤倉、デザイナー・リードクリエイティブの戸上に、新本社オフィスの内装やコンセプトづくりについて聞きました。

目指すは「出社したくなる」オフィス!「4つの方針」実現に向けた新青山オフィスのコンセプトとは。

─ブランディングチームは新青山オフィスのコンセプトや内装を担当したと伺いました。具体的に、どんなミッションを元に活動していたのですか?

戸上 ブランディングチームはYUIDEAの価値を社内外に発信・浸透させることをミッションとして人材採用やグループシナジーの発揮、インナーブランディングに好影響を与えるために、ブランディングとコミュニケーションの視点で取り組むことを目的に合流しました。

藤倉 今までのYUIDEAグループは、自分たちの価値をなかなか外に出せていませんでした。今後は対外的広報にも新しいオフィスを活用したいという想いがあって、YUIDEAグループが目指すもの、トップが出した「4つの方針」を実現する場としてどう作るかをブランディングチームが担いました。

~4つの指針~

1.アイデア・想像力UP!
リアルな接触・協働を通じて、人と人との信頼感やつながり、共感が醸成され、創造性を発揮しやすい場。

2.シナジーUP!
会社や拠点、事業やチームといった境界・垣根を超えて、社員が協力し合い、価値の連鎖が生まれる場。

3.企業ブランドUP!
お客さまのファンづくりとソーシャルグッドなサービスで、社会から必要とされる企業ブランドの体現。

4.働き方UPDATE!
時代の変化やテクノロジーの進展に合わせて、成果につながる働き方を常に模索・更新する。

当社代表・細矢が打ち出した「4つの指針」。青山本社オフィスは今後のYUIDEAグループが目指す未来を実現するため、この方針に基づいてデザインされました。


─代表の細矢さんが打ち出した「4つの指針」に基づいて、ブランディングチームがテーマを設定したそうですが、それについて教えてください。

藤倉 青山本社のテーマとして「みんなでつくる、育てるオフィス」というコンセプトを設定しました。「4つの指針」をオフィスに落とし込むときに、社員にこの指針をジブンゴト化してもらうにはどうしたらいいかを考えてのテーマです。
例えばそのひとつとして、「出社をする」ということの大切さをどう落とし込むか、ということもありました。新型コロナウイルス感染症の影響で在宅勤務が定着していたのと、グループ会社になった株式会社デパートがフルリモートだったこともあり、「出社して顔をあわせることで生まれる偶発的な出会い」を大事にしたいという思いが社長含めた経営層にありました。


─青山本社は、出社したくなるオフィスを目指したんですね。

藤倉 そうですね。「楽しいから出社したい」だけではなく、会社に来ることで仕事がはかどったりアイデアが生まれたり、クリエイティブ力を伸ばせる環境にしたいと思っています。当時はまだグループ経営が始まったばかり。オフィス再編プロジェクトを始めた当時は「シナジーって何」という…グループシナジーについてぼんやりとしかつかめていない状態でした。別部署の人や拠点が違う人と顔を合わせる機会もなかなかない状況だったので、株式会社デパートや別拠点の社員みんながつながっているということを具体化するために、青山本社は拠点や会社の垣根をライトに越えていける場にしたいと思い、こういうテーマを打ち出しました。


─「みんなでつくる」のテーマ通り、移転の三か月前には新オフィスへの意見を募る「しゃべりば」というイベントを開いたとのこと。新オフィスで実際に生かされた意見はあるんでしょうか?

藤倉 集中作業をする社員からの「囲いのあるスペースが欲しい」という意見や、デザイナーから「作品集とかデザインの書籍に囲まれたい。気軽に見れるようになるとうれしい」、プランナー業務が多い社員からの「会議室の壁は全面ホワイトボード」などは形にしました。やっぱり細かい業務のことはわからない部分もあったので、なるほどと思う意見も多かったです。


─社員の反応はいかがでしたか?印象に残っているユニークな意見があれば教えてください。

藤倉 実現するかどうかは別で自由に!と募ったので「バスケットコートがほしい」「サウナでロシア的な交流をする」「自動麻雀卓の導入!」などもありました。面白かったのは「土管があるドラ●もんの空き地」で、土管だけでも何とか表現できないかと考えましたが、さすがにあきらめました(笑)。突飛に見えますが、全体に共通していたのは「コミュニケーション」や「交流」ということだったので、みんなが会社に来ることをポジティブにとらえていることがわかり、心強かったですね。

囲いのついた個別ブース「Comoru」。遮音性のあるカーテンや吸音素材が使われているので、集中作業はもちろんオンラインの打ち合わせにも使用できます。

移転の先に思い描いたのはYUIDEAグループの未来。


─オフィスの移転はYUIDEAグループの将来まで考えていたとか。

藤倉 やっぱり会社としては、オフィスって楽しいだけではなくパフォーマンスが上がる場所であることも大事ですよね。パフォーマンスを上げるためにやらなくてはいけないことはいろいろあるんですが、その主軸に考えたのが「価値の循環」でした。


─価値の循環とは?

戸上 まずはそれぞれにあった執務環境にすることで、パフォーマンスがあがりますよね。パフォーマンスが上がることでゆとりが生まれます。で、ゆとりからコミュニケーションが活性化して、そこからアイデアが生まれるんです。そのアイデアからYUIDEAグループの新しい価値が生まれれば、業績が向上して、次のチャレンジや開発ができる。こういう価値作りをちゃんと循環させようって意見があったんです。

オフィス再編における目線合わせにも活用された「価値の循環」を表すスライド。


─企業として、移転を将来へ向けたチャレンジにつなげる考え方なのですね。これはいつごろ作成したんですか?

藤倉 ブランディングチームがオフィス再編プロジェクトに合流してからです。綿地さんを中心とするプロジェクトチームは、限られたスペースや条件の中で要件を実現しなくてはいけないという、大変なミッションを遂行していました。ブランディングチームはそれを活かしながら、どう価値を付加していくかがミッション。目指すところはいっしょでも、判断する基準や見る視点は当然ながら異なります。その目線を合わせるために作ったのが、この「価値の循環」です。

戸上 これ、施工会社にもプレゼンしましたね。

藤倉 そうでしたね。スケジュールの問題もある中で、施工会社とオフィス再編プロジェクト、ブランディングチームの3つが同じ目線になるのは大変…というより、難しいことも多かったです。部材の発注の締め切りが迫ってもなかなか形にならず、さすがに「もう、ここまでできればいいかな」とか、いやもう少しいけるかなどけっこう自分とも闘いました(笑)これからのYUIDEAグループの20年を考えたときに、こだわり抜くところはどこかなのか?というのを細矢さんと最後まで話して、あきらめないことは何かを決めていきました。

コンセプト・デザインについて語るデザイナー・リードクリエイティブ 戸上


─施工会社とも綿密にやりとりしてデザインされているんですね。では、具体的なデザインコンセプトなども伺えますか。

藤倉 一つは、アイデアや発想が出やすくなるかどうか。ただ、もちろん会話しやすい空間が業務上ストレスになる人もいますよね。その両方にちゃんと応えることが二つ目です。なので、青山本社では集中したい人やチームで会話したいシーンを分けるために、「アクティブサイド」「クワイエットサイド」といったエリア分けをしています。三つ目は特にエントランスなのですが…YUIDEAグループの事業を体感できる空間にこだわっています。

一番やりとりを重ねたというエントランス、「つながるLiving」。奥には社員が自由に読める本棚や、大きな冷蔵庫が置かれています。


─青山本社のエントランスは冷蔵庫や本棚、カウンターなど…企業のエントランスにはちょっと珍しいものが置いてありますよね。

藤倉 事業を体感できる場所として、お客さまを呼べるような誰もが来れるオープンな所にしたかったんです。リビングって、その家の空気感や大事にしている事が伝わってくるでしょう。なので、エントランスをあえて「つながるLiving」という名前にしました。食とくらしの事業が体感できるように、本当はキッチンがおけたら良かったのですが…キッチン風のカウンターをおいています。壁面一面は本で埋め尽くすイメージで、サステナビリティやデザインに関する本なども今後はもっと増やしていきたいと思っています。


─このエントランス、外部の方を招いたイベントに使用されることもあるんですよね。

藤倉 はい。本棚の下に丸椅子を収納したり、プロジェクターも使えるようにしています。今後はもっといろんな人が来る場にしたいですね。新青山ビルの人たちが自由にこれるイベントができるような。そういう壮大な思いもあって、リビングは広くしたかったんです。


─日本の伝統・文化を大切にする想いが込められた「YUIDEAメンフィスカラー」とCMYKを掛け合わせたという会議室も独特な印象ですが、こちらはどんな思いがあったんですか?

戸上 もとは施工会社の提案です。当社の事業を支えてきたカタログや印刷からCMYKの4色を掛け合わせと、いろんな価値を掛け合わせているYUIDEAグループはあっているんじゃないかって。でも純粋なCMYKだと、とてもじゃないですが会議室としては落ち着かないので(笑)。そこから少し派生して、YUIDEAメンフィスカラーにも取り入れられている日本の伝統色を取り入れることにしました。

藤倉 施工された壁を見て綿地さん(オフィス再編プロジェクト リーダー)から「壁の色と名前が合うのか見てもらえますか」と電話があって。翌日に戸上さんと工事中の現場を見ましたよね。名前も由来を全部調べて、齟齬がなく呼びやすいように選んだのがこの4色です。でもそのままだと和風旅館みたいなイメージ……

戸上 なので、ドアサインにはローマ字を入れることにしました。オリジナリティを出したかったので、私がデザインしたものを施工会社にお見せしたんですが…「ここまで作ってくる人は初めてです!」と驚かれてしまいました(笑)。

色で設定した会議室は「黄蘗」「若葉」「朱華」「御空」の4つ。ドアサインの配置も、目に入りやすい高さと工夫されています。
壁や床、椅子も会議室の名前に合わせたカラーをチョイス。各会議室にコンセプト説明も置いています。
森でキャンプをしているようなリラックス空間が広がる会議室も。「しゃべりばForest」という名前は、移転前に社員とブレストしたイベント「しゃべりば」から。
「くつろぎSquare(多目的ルーム)」は、この部屋に入ったらリラックスし、出るときに「頑張ろう」と思えるようなスイッチのオンオフの切り替えができるスペースを目指しました。
奥には靴を脱いでくつろいだり、横になったりできるスペースもあります。

一周年を控える新青山オフィス。これからは一層、社員が「みんなでつくる」アクティブな取り組みを!

─移転一周年も目前ですが、今後の展開はどうお考えでしょうか

戸上 YUIDEAグループの価値をアクティブにするための動きは、「YUIDEAGroup ValueUpプロジェクト」のオフィス・拠点活用チームが取り組んでいます。なので、我々ブランディングチームやオフィス再編プロジェクトがやってきたことを、オフィス・拠点活用チームが発展させて、企画立案して、本当にいろいろなことをやってくれているので、安心して任せていますね。もちろん、エントランスの活用など、我々も関与して、最終的には「みんなでつくる」というのを実現できるようにしていきたいです。


─藤倉さんはいかがですか?

藤倉 今年はYUIDEAの設立30周年なので、オフィスを活用した大きなイベントに取り組んでみたいですね。青山本社に移転して、OBOGが気軽に訪ねてくるようになったのも大きな変化なんです。別拠点の社員も入りやすくなるよう考えていますので、いろいろな人に来てほしいですね。もちろん執務をするうえで守るべきことはありますが、そこにユニークさや遊び心を加えられたらいいなと。一人ひとりの遊び心が仕事の遊び心につながって、事業にもつながったらいいなと思います。そのためには、「会社が言うから」ではなく、社員それぞれがやりたいと思ったことを、社員みんなでどう実現していくかが大事だと考えています。「みんなでつくる、育てる」にはそういう意味も込めています。

ブランディングチームが製作したオフィス紹介資料。オフィス見学があった際などにお渡ししています。是非ご覧ください。
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オフィス再編プロジェクト、ブランディングチームから始まり、今日の運用に至った青山本社オフィス。「YUIDEAらしさ」がいたるところに取り入れられたこのオフィスから、新たな価値を生み出すために日々新たな取り組みが動き出しています。設立30周年という節目を控え、私たちYUIDEAグループはそのテーマの通りグループ一丸となって青山本社オフィスを育み、共に成長していきます。

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